プロローグ
謎空間
「…なんだここ?」
俺は目が覚めたと思ったら不思議な空間にいた。周りが真っ白で何も無い。白い謎の空間としか言いようがなかった。そもそも俺は何故こんな所にいるんだ?確か学校が終わって帰宅してたはずだが…
「思い出した、音楽聴きながら歩いていたら車に轢かれたんだ。てことは俺、死んだのか…orz」
短い人生だったな。まだやりたい事沢山あったのにな。残念だ。それよりも、ここは天国か、それとも周りが何も無い地獄なのかどっちだろうか
「ここは天国でも地獄でもないよ」
「えっ?」
俺は声がした方を見ると男の人がいた。白い服を着てしかも紅茶飲んでいる。レモンティー飲みたくなってきた。って、なんだか見たことある感じだな。まさか
「Vシネのゴーバスターズに出てくる神様⁉︎」
「そ、神様」
マジで神様なのか。つーか神って本当にあんなのなんだな。それより、ここがどこだか聞かないと
「神様、ここはどこですか?」
「俺の部屋」
部屋かよっ⁉︎にしても随分と広いなぁ‼︎
「何故、あなたの部屋に俺を…?」
「それはね」
すると神様は何か取り出した。何だあれ、くす玉か?神様はくす玉を引いた。それには
「死者100万人到達記念、おめでとうございます‼︎」
「…ゑ…?」
神様は拍手しているが喜んでいいのかこれ?つーかあれと流れ一緒じゃん
「君今年の死者の100万人目ジャストなんだよね。それで君を転生させるんだよ」
「何故転生なんですか?」
「君学生のうちに死んだからね、人生終わるにはまだ早いから転生させることにしたんだ。ちなみに別の世界だから」
「別の世界?どこですか?」
「今決めるよ」
すると神様は今度は箱を持ってきた。まさかくじ引きで決めるのか?あ、くじ引いた
「はい、決まりましたー!ISの世界に転生でーす!」
IS?なんだそれ?
「あの、ISの世界ってなんですか?」
「知らないの?女にしか使えないパワードスーツがあるラノベの世界だよ」
へーっって、ラノベの世界かよっ⁉︎しかも女にしか使えないパワードスーツって、そこで俺は生きていけるのか?
「ちなみに転生するにあたって特典があるからね。最大3つまでだよ」
特典?
「特典って?」
「例えばこんな力とかこんな容姿とかってやつだよ。なんでもできるからね」
そうか、なんでもいいのか。3つまでか、女にしか使えないパワードスーツだろ、まずは自衛の手段が欲しいな。どうするか……………………よし、これにするか
「仮面ライダー斬月の変身能力をお願いします」
「いいよ、残り2つね」
さて、残り2つどうするか…………………………よし
「その世界にユグドラシルコーポレーションが存在しそこにに全てのアーマードライダーが要るようにしてください」
「じゃあ残り1つ」
そうだな…別の世界とはいえ、新しい人生なんだよな。……………よし
「俺の前世の記憶を消してください。そして二度と戻らないようにお願いします」
「へーっ、いいよ。完全に生まれ変わるんだね、じゃあいってらさーい」
すると光の扉が現れた。あれを通れば俺の新しい人生が始まる…
俺は深呼吸をし
「よしっ‼︎」
俺は扉に向かって走り出した。扉を抜けると俺の意識は完全になくなった
そして
呉島貴虎としての人生が始まった