12
夜、錆びれた自分の家の自分の部屋で目ざめた章吾は、止められない頭痛から洗面所に行く、
気ずくと足に斑点のような模様が見える。
そのまま日が経ち、章吾の体は変化していっていた。
体にも斑点が目立つ。
いつも章吾はその部分にシャワーで水を浴びせて、石鹸で洗っていたが、斑点は消えなかった。病院にはいかず、家で過ごす日々を迎えていたが、
ある日、囚人だった、友人から手紙が届く。
章吾さん、囚人の仲間の人の移り住んだ住所書いときます。
また、遊びにきてや。いい仲間でいましょうや。
それを見て、章吾はある日、その友人の家に行く。
出迎えてくれたのは奥さんで囚人時代の仲間と度々飲みにいった。
思い出話にはなをさかせて、いろいろ語り合った。
そんなある日、体の苦痛で家で寝たきりとなっていた。
病院に行くにも金がなく、一人でいる日。
章吾の家は東京の集落になっていて、住民は章吾を敵視していた。
章吾には冷たく。それぞれ、地球滅亡後の決まりとゆうのを作って、
集落を形成していた。
それぞれ主を作っていて、よそ者の章吾をあしらっていた。
章吾はそんな集落と仲が悪く、いつもいざこざが絶えなかった。
住民はいつも言っていた、森の禁じられた土地には近寄るな、
「滅亡後の決まりだ。禁じられた土地には近寄るな」
子供は口々にそう言っていた。
森のその地区に行こうとした章吾はいつも捕らわれて、鞭打たれた。
国の厳しい規制だ。
そんな日、朝目を覚ますと章吾は自分の姿がヴェロキラプトルに変わっている事に気ずく・・・。
これがあの悪魔の言っていた、自分の罪なのか・・・。
章吾は思った。
外へ出ると、章吾の姿に皆驚く、
「化け物だ、化け物がでたぞ!」
村の者は口々に叫ぶ。
人だかりができて、章吾に物を投げつける。
章吾はそこを出て、住民から逃げ切る。
そこから囚人時代の友人の所に向かった。
家に来ると、章吾の姿に驚いた友人だったが、
「俺や・・・章吾・・・ギャオギャオ」
そして章吾の頬に涙が流れた。それに友人は彼が章吾だと気ずく。
章吾を追ってきた住民が手に武器を持って、章吾を殺そうとしていて、章吾を探している・・・。
友人は章吾を家に入れて鍵を閉めると、
友人は章吾に話しかけた。
「こんな姿になってしもうて、章吾さん大変やなあ。まったく神さんも仏もないわ」
そう言って、自宅の仏壇に祈りを捧げる。
「俺、夢で悪魔に俺の姿を変える言われた・・・。本当に罪が許されたら元の姿に戻してやる言われた・・・こんななってしもた」
それを聞いて、友人は、
「章吾さんには変わらんわ。それはな昔日本は竜がおったんや・・・。章吾さんへのなんかの戒めや。でも刑務所出たのにここまでせんとええと思うけどな」
友人は言う。