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ティムは、黄色の13のパイロットのベルカでの住所を知った。
ティムは、直接会いに行きたかったが、内戦中でベルカへの移動は困難らしい。
この内戦が終わったら会おうかとティムは思ったが、
今のうちに知り合いになりたい気持ちが優先して、認められている郵送で手紙を送る事にした。
夜も更けていて、人通りは少なくなってきた中、
ティムは自分の新聞の題材にもしたかった黄色の13への手紙をしたためた。
ベルカ空軍のパイロットに送る
僕が幼かった頃、父は戦場で亡くなりました。勇敢で、戦闘機乗りとしては最高のパイロットでエースでした。言いにくい事ですが、その父を落としたのは貴方です。
僕は政治を憎み、兄は戦争と貴方を憎みました。
僕は苦心して貴方の住所を知れました。
これは貴方とぜひ友人になりたいと思い、手紙を書きました。今ウスティオは内戦下にあります。
兄は軍人としてウスティオに尽くしています。
僕は考えが違うとゆう理由で反政府の味方をしています。
僕は兄と違い、ウスティオに民主的な言論で政府と戦っています。
兄は思想は保守的でベルカの干渉がなければ、
十分ウスティオは自立した国で国家とゆう思想からの考えでしょう。
兄の本当の意志は分かりません。兄は父を落とした貴方の事を敵視しているのは事実です。
今、内戦は泥沼化しています。
貴方とはベルカの友人として、個人的に貴方に会いたい。
ベルカ人もウスティオ人も素晴らしい人間はたくさんいます。
それを大きく阻害している存在もあるのは事実です。
今、様々な壁を乗り越え、友人として貴方の事を記事にしたい。
そこには、地位や名誉もない。
友人としての一人になってほしい。
今貴方にこうして手紙を書いています。
貴方にこの手紙が届く事を心より願っています。
ティムは手紙を書き終えると、郵便局に向かい、そして速達で分かる彼の住所に送った。