19
日曜。
ティムは車で、近くの店でポップコーンや調味料や果物を買った後、その足で新聞社を訪れた。
車を駐車場に止めて、新聞社の住所を確認する。
新聞社を見つけて、そこに入った。
そこの入り口の受付の女性に名刺を手渡して簡単に説明して言う。
「アフィさんと約束があるんですが」
女性は、黙ってアフィとゆう男のオフィスに電話で連絡を取っていた。
新聞社のフロアは自分の新聞社よりはるかに大きく、賑やかだ。
道化師の格好をした人が、記念と客用にガムをくばっている。
数分後、男が階段から降りてきて、ティムに握手をした。
「本当なら、私の方から出向くのが当然なのですが」
「いえ、別に気になさらなくても」
アフィは受付の女に、ティムに紅茶を入れてあげてほしいと言った後、
「ではさっそくですが、本題に入りましょう」と話を切り出した。
彼はティムに、逮捕されたベルカ人のリストを見せるので、データを確認してほしいと言う。
「初めにこのベルカ人の事を調べていたのは警察でしてね。
警察もこのベルカ人に興味があるそうだ。彼はウスティオの刑務所に収監されている。
貴方が、このベルカ人と交信があったのですか?」
「それは僕の口からは言えない」と、ティムは言う。
「なるほど」と理解した顔でうなずくと男は言った。
「警察が貴方を調べるよ」と情報を付け加えた後、
アフィはティムを資料室に案内した。
ティムは、暗い資料室に案内された。
アフィが、暗い部屋に電気をつけた。明かりとともに大量の資料が並んでいて、ティムを驚かした。
これは、長く新聞局の新聞に公開しなかった未公開の資料のほとんどだ。内戦中であり公開を禁じられた多くの資料達だ。
多くの資料にティムは驚きながら、
「小さな図書館ぐらいはありますね」と呟いた。
アフィは、資料室のパソコンから、資料を検索し、
資料の場所の数字を紙に書き込むと、場所へ移動し、
引き出しから、ベルカ人についての資料を一つ一つ紙に書いている番号を頼りに探していた。
数分後、資料の中から捕まったベルカ人の資料の茶色の封筒を見つけ、
中から写真を取り出した。
アフィは蛍光灯の場所を行き、写真をティムに見せた。
写真の主はニートベルトだった。
「確かにこのベルカ人は、僕の親友です。通信も事実だ。貴方警察の人間でもないし、政府の人間でない。彼を苦しめたいのか?」
「ぜひ、この友人の事を出したい」
ティムは、真剣に視線を合わすと、
「ただの話題性だけで出すような事はしてほしくないな。真剣にニートベルトについて考えてほしい」
「彼はベルカよりの思想の持ち主です。心酔していた。ただ、過激な思想について批判的であったし、その意味について、
よく理解していた。第一に僕の青年時代からの親友だ。安否は?」
「無事です。ウスティオの刑務所に収監されています。逮捕自体は長くはない」
「彼とは長いつきあいだ」
「情報を流して20年だ。彼の。彼も戦争で負けると、ただの罪人なのでしょうか」
「釈放は、戦争が終わるまで無理なのはわかっている。彼が優秀な人間であるとか、
思想に貢献したとかではなくて、それ以前に僕はそれ以前に友人として彼の事を言っている。これからを・・・.。
さすがに歳月は彼の人生大きく変えるのだから、協力は惜しまない。大半を牢獄で過ごすのは、戦争だから仕方ないが、
ただ、大した事ではないと説明すればいいのか。実際の所これもベルカ人としての宿命なのか」
「ベルカの情報規制は異常だ」
「それだけ、ベルカは大きくなりすぎたから・・・。政治の話はやめよう。政治はいつも1流の物であるとゆう理由で、
大きな力の機械的な事ばかりの締め付けがあり、
僕の友人との物事を凄く小さな物にしていく・・・。僕のせいだ・・・.。彼についての弁解に繋げれるなら、
喜んで協力する」ティムは、不快な表情で述べた。
その後、ティムは下の面接室のような所にティムは通されて、3人に彼との事を詳しく聞かれた。
ティムはそれに1言、1言、質問に丁寧に答えた。
警察でなく新聞社。ウスティオも戦争についての疑問の声も多いのを知った。
兵休場で少年は美味しいごちそうをベルカ兵士達にごちそうしてもらった。
騒ぎが夜中まで盛り上がって皆、酒がまわってきた時、
13は兵休場の隅で木製のギターを弾きはじめた。
少年はその曲がなにかわからなかったが、いい曲だと感じる。
そのうち酔いがまわってきた兵士達は退席をはじめた。
少年はこれからの事を考えていた、
「これからどうする?」13は酔った感じで少年に尋ねた。
「身寄りがいないから・・・。考えています、町を出ないといけない」
そう言うと少し酔っていた13は、
「じゃあ戦争が終わるまで、僕が面倒を見てやるよ。親族にも連絡しないとな」
と言った。