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入廷が許可され、多くのベルカ市民が法廷に入ってきた。
法廷はざわつく中、裁判が行われた。
ニートベルト大尉についてのベルカの非公開情報をウスティオの反政府に送ったとしての裁判だった。
その中、ニートベルトは入廷した。
弁護側の主張は、この情報は、個人的やりとりであり、
彼個人でも軍の事を十分に把握出来ていなかった。
軍自体がその情報についての反政府に対する、
情報のやりとりもそれほど重要だとゆう認識はなかったと。
だが、検察側は軍の決まりを厳しく重視すべきとの考えを述べる。
ニートベルトの主張の時に、彼は、
ウスティオにおけるベルカの行動は、秩序とゆうものを超えていて、
簡潔にそう思って伝えただけで、実際の所は、
あくまでも計画性も故意な判断ではなかった。と、主張する。
それはベルカ軍についてへの主張ですか?と尋ねられ、
ニートベルトは、軍の暴走であり、政治的考えには反している。
と、述べた。裁判官は黙ってニートベルトの判断を聞いていた。極右政党の恐さは、絶頂だ。
反対する慎重な政治家も多い。老裁判官自体も個人的にそう気ずいているのかもしれない。
しかし、経済恐慌の中、昔を愛する、軍の暴走は治らないものか。政治的には軍事より内政を重視すべきなのに・・・。
だが、判決は、ニートベルトをウスティオの刑務所に懲役20年にするとの事だった。