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ティムは本を読んでいた。
新聞社に入って仕事のかたわら家で経済学の本等を執筆していた。
その日は休日の日だった。
自分の部屋は、本棚に数多くの本が整然と並べられている。
政治についての本である。
窓からは、高地の峰がたくさん見えている。
ティムは本を見ている中に目が痛くなると、窓からのその風景をたまに見て落ち着かせている。
その時に電話がかかってきた。ベルカの大学時代の先生からだ。
初めは大学はどうだったなどや思い出話をする。世間話からで笑いあい、その後、
「また、積んだ思い出話をしてみたいな」
「君も新聞社に入社したみたいだね」
「ハイ」
「大学で私の講義の時に学生達に政治の講義を1授業だけ変わって臨時講師として講義をしてみないか?」とゆう事だ。
ティムは少し考えた後、
「わかりましたが、僕にどんな内容を」
「ベルカやウスティオの歴史や政治に関心ある若者達に色々な事を教えてほしい。
その内容がいいとこれから月一度のペースで講師をつとめてほしい」
「ええ、構いません、貴方がそう言うなら構いません。
私も新聞社で大した仕事が少ない段階です。いい機会だ」
「色々と勉強を教えてくれ」と恩師は言う。
「じゃあ何処で」とティムは言う。
「2ヶ月後の水曜日に直接大学へ来てほしい」との言葉だ。
「わかりました」
ティムは承諾すると電話を切った。