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結衣から連絡があった。
「お金貸してほしいんだけど」
僕は「いくら?」
「3万」
「わかった」
ちょくちょくお金を借りるように結衣はなっていった。
「お金困っているの」
「うん」
そう言って電話を切る。
ある日、上司から呼び出させた。僕は署長室で軽くノックをし、部屋に入った。
署長はペンを回転させながら、目をやった。
「最近どうだね。まず、君みたいな人は関わり無いようしているが」
「職務に邁進しています。」
「いろいろと悪口をネットに載せているそうじゃないか?」
「はい。そう考える方もいますが、僕はたた純水な気持ちですが」
「君の知り合いから聞いた話しだ今後そうゆう事は警察の建前として控えてもらいたい」
「僕は特別な事を言っているとゆう認識はありません。ただ警察として、当たり前の事を主張しているだけです。」
「上に知れたら、君も何か処置をとられるよ。君を3日間の職務停止にする。身の程をわきまえたらどうかね?」
「わかりました」と、うなずく。
「それと、お願いがあります。」
「なんだ?」
「芸能人の薬物捜査についての一切の権限を僕が担当したいのですが。僕は厄介事にはしません」
少し署長は考えた後、
「結衣って芸能人の娘の事かね」
「いえ・・・。」続けて、
「でもどうしてだね?」
「言いにくい事ですが・・・、その娘と個人的な付き合いをしていまして。
その娘に何かあれば、罪を軽くにでもできるようしたいですし・・・」
「個人的な付き合いとゆうと?」
「友人です」
「大事にならなければ、まあいいだろう」
「ありがとうございます。」
「大きな会社だから、くれぐれも大事にならないように内密な捜査でな」
「はい。それと僕は結衣さんを攻めたいのじゃなく、被害者に生活の保障等をしてあげてもいいのと個人的思いますが、仕事もやめる事になる場合に。訴えないと下りないのですから」
「彼女が被害者だって?書類の審査がいると思うが・・・、君がしたいならそうしろ。だが我々は関係ないように」
1流の事でもないのにホントめんどくさい国だな。本店がないと機能もしていないし。個人的、結衣に本店の捜査は避けてほしかった
なんて思う。
署長はそう言うと黙ってしまった。
僕はその後、部屋を出た。疲れのせいだろうか、ため息が出た。
時間は午後の6時だった。