希望の終わり
真一のロケットは火星に到着した。多くの出迎えの人々がいた。
こんなに火星もよくなった・・・真一は実感する。
地球の事を聞かせてほしいと多くの子供達が真一の家を訪れていた。
真一は地球の事を言いながら、この火星の山石卿と川を散歩していた。
「地球はどうだった?」
「今は火星の方がいいです」
「今日はゆっくり休んだ方がいい」
「はい」真一は言った。
夜更けに一人の火星の男が暗殺された。調べにきた人が、
「殺人なんて火星に来て初めてだ」
そして男の部屋にあるものを調べていくうちに、
「これは地球の物ではないか」
「殺人と関係あるのか?」
「真一達が持ち込んだものの以外に地球の物があるとは・・・。もしかして」
そして、その調べに来た男も血を吐く。
「我々は地球から来た。貴方達のデータを調べさせてもらう。IQは120程度だな」
と声が聞こえた。
夜、山石卿の元に下のものが耳打ちをする。
「地球の友好的な1部しか知らなかったのに、地球のあの時代に感ずかれましたかね」
「とうとう来たか・・・」
と言った彼は、「皆を集めてくれ」
皆が彼の家の広間に集まった後、卿は言う。
「とうとうこの日が来ました。地球軍が来た」
「来たか・・・」真一は言う。
「私は地下の部屋に行って妻と一緒に自決するつもりだ。付いてくるものはいますか?」
「最後は愛する方と・・・」真一は言う。
皆多く泣いていた。
「皆最後を考えてくれ」
「僕は6次元装置がある。あれを使って、なんとしても皆を逃がすつもりです」忠興は言った。
「では最後の晩餐といこうか」
山石卿は食事を済ませた後、地下室に妻と向かった。
「今日で最後ですね」
「ああ」
地球軍の恐ろしさは凄く一人一人死んでいく中、山石と妻は地下室の扉を厳重にロックして、
「君と最期を迎えれてよかった」
卿と妻は抱き合い、部屋の火炎装置のスイッチをいれる。
地下室は火に包まれる。二人の姿は炎に包まれて見えなくなった。
他の人は空間に逃げようとしている。忠興は6次元装置のスイッチをいれる。
「空間に逃げれる物は非難させ、俺は選ばれて生まれた火星一の天才だ、逃がすなんて造作もない」
空間に避難させて、自分もその空間にはいる。
声が聞こえる。忠興は自分の知能と知識で、
「これで空間移動できる」と言った。続けて、
「ではそれを」と言う。
「絶対にこの空間を使って移動させる」
「困る」と忠興に反応して声がそう言う。
「それでも移動させろ」機械に言う。
「歴史をこの空間だけ変えないと無理だ」と言う。
「空間を変える」
空間の歴史は変わる。
「君は終わったな・・・」と声が聞こえる。
「地球軍か、それはできない」忠興は言う。
「では、50年もとに戻さないと」と言う。
「50年戻す!」
その命令どうり機械は動く。
「ちっ、空間が」と言う。
そうゆうと忠興の周りだけ、
「おい、50年前に戻ってきている、大変な事になったな・・・誰がやったんだ!」
「50年変えた人は忠興だけだな」
と周りが言いだした。
「うわぁぁ〜」忠興は叫び声を上げる。
知能指数の作戦により忠興は狂っていった。
真一は大広間に向かっていった。
その時、人影が見えた、
「誰だ!」真一は叫ぶ。
姿を見せたのは、まぎれもなく美樹だった。
「美樹、美樹じゃないか」
「帰ったよ、帰ってきたよ、会いたかった・・・」美樹は言う。
「美樹・・・」
真一は美樹を抱きしめてそのままキスをした。