迷宮
無限に続く、丸形のマンホールの中を政人達は抜けていった。
追手が彼らの事を探していた。この迷路を抜ければ外に出られる。
迷路のそのうち薄暗い所に出た。
「貴方はこの迷宮から出たいのですか?」
目をやると、システムから迷宮に閉じ込められた、ミッキーマウスやE・Tの子供達の夢達が話しかけた。
「私達はこの迷宮に閉じ込められて数百年がたちます」
彼らはまるでミノス島の迷宮のような迷路で追手を逃れている。
「心配いらない貴方達を開放してみせる」
夢達が政人達の問いに小声で話しをかわす。
「数年前、システムがミノタウロスを閉じ込めたように、システムにシステムの子供達の夢を閉じ込め、子供の夢は消え、絶望の人生となり、夢は消えつつあった、
だが救いにきた。
この迷宮はシステムが作り上げた迷路、そう簡単には出られない。
この迷宮は夢だけでなく、システムの人間の愛や希望も閉じ込められている。
自分達の解放の力を爆発させて、迷宮から出よう。苦しんでいる彼らを開放しよう」
夢達をつれて、迷路から抜け出ようと思った政人に光がさした、
その光は政人達を迷路から抜け出す道すじを教えてくれた、
光の指す方へ向かう。
迷路を抜けると、マンホールをぶち破り、外に出た。
「この光は?」
「システムの暴走により、迷路を抜けるシステムのプログラムの暴走したミス
だろう。システムも暴走して異常はおこるせいだ。
君の味方のプログラムに味方しようとのプログラムがはいったせいだろう、
システムは正義でも悪でもないんだ」
「システムから逃れたよ」
政人は夢達に言う。
それから1か月後、システムの中の美保に、
山下はプロポーズした。
美保はそれに答えた。
2人の結婚式は小さな教会で行われた。
「貴方はこの男性を夫として誓いますか?」
「ハイ」
「貴方はこの女性を妻として誓いますか」
「誓います」
山下は現実に結婚しているが、システムの中での美保の幸せにしたい一心から、
「システムの中では結婚相手になりたい」と山下は美保にプロポーズした。
教会の結婚式は地味で、出席者は政人だけで、
政人は結婚式で山下が美保に指輪を渡すのを見て、拍手した。
その2日後、彼女を連れて町を移動する。
地下鉄に乗り彼女の顔を隠して移動する。
その時、彼女は子供とぶつかって、
顔を隠しているサングラスが外れる、
その時システムの計算が1舜狂ったのを認識した。
「システムには1部感ずかれたかな」
誰も乗っていない地下鉄には向かい側の席にはホームレスの爺さんが新聞を読んでいる。
地下鉄の中でシステムがニュースを流しだした、
地下鉄にあるテレビのニュースに政人がシステムの中に侵入してるとゆうニュースが流れる。
彼達は侵入者で行方を追っているとの事、協力をお願いするとの事だ。
ニュースを見ているホームレスの爺さんが不思議そうに政人達を見つめた。
「感ずかれる前に急げ・・・」
山下は言う。
地下鉄を降り、山下と感ずかれる前に1次的に現実に戻る。