捜査報告書
政人は課に戻ると、早急操作についてのデータを机にあるパソコンでまとめはじめた。まだデータが残っているか資料を確認しようと、未解決事件がおさめられている機密資料の課の部屋にむかった。職員から鍵を借り、扉を開けて機密資料の保管している場所へ行き、一つ一つ資料に目を通す。過去の日の出ることがなかった資料はたくさんある。誰もいに部屋でたくさんの資料に目を通す。
1つの過去の資料を見つける。
システムの誕生とその経緯について
政人は情報を見つけ、その資料とともに課に戻る。資料h150ページにもおよんでいて、ファイルが多くある。
「もう大分前の機密資料ね」
課の一人の仕事仲間の女性がコーヒーを飲みながら話しかけた。
「上の人から捜査の依頼をされたそうね」
「上から未解決事件の再捜査の依頼をされた」
「未解決事件の捜査?」
「優秀だとかなんとかいって、こうゆう捜査しか俺に回ってこないな・・・」
と政人は呟く。警察学校を優秀な成績で卒業し、理想に燃えていた自分だったが、
1課に入れんかった自分・・・。
政人は乱雑になっているその資料をクリップでとめるとコーヒーの誘いを聞いて自分デスクの引き出しに資料をいれた。
そののち仕事仲間が帰宅した中、警察庁の自分のディスクでこの事件の資料を一人で調べていた。
資料をめくっていくとこの事件に関わった人物の名前が書かれている。
赤ペンで、捜査内容に多少の情報操作があると隅に書かれている。
誰が書いたのだろうか。
捜査関係者の名前をチェックしていると、捜査2課山下伸二とゆう名前も書かれていた。
山下さんこの事件の担当だったんだ・・・。
政人は山下の携帯に連絡してみた。
山下は家族が寝静まっていて、一人でTVを見ていて、政人の電話に少し困惑した様子だった。地味で同じ年代も退職していて、仕事場では一人浮いていて無口な事が多い山下。政人との関係も冷めているため、関係の政人から電話があったので、山下は初めはこんな時間の電話に少し戸惑っていた。
「今回の未解決事件の担当一緒になった政人です」
「ああ、政人さん」
「機密資料に若いころの山下さんの名前があって電話をおかけしたのですがお時間よろしいでしょうか?」
「ええ」
「この未解決事件について知っている事を教えてほしいのですが」
「若いころの私の担当だった事件だよ」
「どういった事件でしょうか」
「この事件のシステムの誕生に関わっていた男が若い女の脳の意識をシステムに移植しようとゆう実験に携わっていた・・・その女が昔の私の恋人でね名を美保とゆう」
「詳しく教えていただけませんか?」
「こんな時間だから詳しくは明日の署の方で話そう・・・」
「では明日」
政人はそう言って電話を切った。
山下さんの昔の恋人の未解決事件か・・・
政人はそう思って、警察庁の部屋の明かりを切って帰宅する。
次の朝早く、珍しく出勤時間の早かった政人は山下から事件の事を聞いていた。
「この捜査は私の未解決事件のまま終わった事件で、今我々を管理しているシステムについての事件だよ」山下はそう言う。
「システム?」
「今我々を管理しているシステムの初期の技術のことだよ。
「とゆうと?」
「システムの初期の誕生によりより人間的な高度なシステムを誕生させるために、
私の若いころの恋人が候補にあがり、恋人が行方知らずとなった。
私はその事を長い間捜査してきた。システムの誕生に関わった人間に今の政治に携わった人間や今安全のドラッグとかでぼろ儲けしているヤマクラの実力者とかの名前があげられていた。合法でやっているが、私はそんな薬品に手を出した事は1度もないが・・・。この事件に携わった多くの警察の連中が左遷された。
私の見解をいってみてもいいかな・・・」
「どうぞ」
「私も直接コンピューターシステムがどうなっているかは把握できていないがね、
相当な所まではきているのは事実だよ。
彼女の意識はシステムの存在意識の中のプログラムだよ。それが何らかのために暴走化している。このままだと彼女の苦しみを永遠に止められない・・・」
「つまり?」
「誰かがシステムの暴走を止めなくてはならない・・・」
「システムは私達の日常生活に日々あるものじゃないですか」
「このシステムは今あるものと別の初期のものだよ」
「その他の被害者が今どうなっているのかも知りたいですね」
「見たいかい?」
そう言って山下は資料にある被害者の今の動画の映像を見せた。
皆消衰しきっている人間や精神病棟で狂っている人間や荒れている人間の映像が出てきた。
山下は呟く・・・
「皆システムに支配され、昔の人間的な尊厳や人間性や秩序は何処へ行ってしまったのか」
「彼らの扱いはどうなっているのですか」政人は言う。
常に人間は反文明的であってはならない システム20世紀第2条
「人間の基本的な人権や自由は常に昔、皆豊かさが失われてからは利益ばかりを追求するようになった。そう国家とゆうものがいけないよ」
その思想が生じる問題は他の20世紀の問題に繋がります
Iotによるシステムの警告の声が響く
「だがここまでひどいかな・・・」政人は呟く。
彼女のシステムの中の状態を確認すると、
彼女はオーストラリアのゴールドコーストでゆっくりとしている。
「大丈夫そうですが」
山下は「彼女は実際行方不明だよ。これはフィルム上のデータで、本当の映像でない可能性が高い。おそらくこれはたてまえ上のデータだ、調べてみないといけない、ほとんどは殺されている」
「と、言うと」
「この数値は人間の耐えられるセキュリティーレベルをはるかに超えています・・・」
「どうします?」
「貴方に見つけてほしい人間がいる。
名前は山石典弘。システムの開発に携わっていた一人だよ」
「では調べます。これからよろしくお願いします」
と言って、政人は調査報告書をまとめだした。