07
「そんな事、考えた事がない・・・」
直樹は言った。
「どうゆう事ですか?」
「我々は貴方の人生の味方です。それ以上は申し上げれません」
そう言って、社長は名刺を渡す。
「依頼される場合は連絡をください」
夜、直樹は風呂に入っていて、
自分が父に虐待された、体に傷を撫でて考えていた。
「どうゆう事だ・・・。ある人って・・・」
直樹は悩んでいた。
自分の家庭の事が知りたい・・・。
その次の日、直樹は社長に電話をかけ、
10万円を振り込んだ。
何かの詐欺じゃないのか・・・
直樹は悩んでいたが、
そう思いながら、家庭の事を知りたいから、調査を依頼する。
俺はこの歳まで、生きてきた。
不思議な事もあるものだ。
母子家庭の毎日で、直樹は母からなんの愛情も受けていなかった。
一緒にいても、母親とゆう感覚がない。
ただ、毎日、食事を作ってくれて、生活しているだけだ、
会話といった事もない。
全然、家族といった感じがしない・・・