06
直樹は自分の家庭の事、不思議に思っていた。
母の祖母は吉岡性
母は河本性
母は今も性を父の性にしている。
母はおじいさんに若い頃、育てられたと言う。
祖母が再婚して別の性になっているのだろうか・・・
しかし不思議すぎる。
母のその事を言っても無視するだけだった。
ある日、直樹は家に帰ってきて郵便受けにパンフレットがあるのを見つけた。
なんでも、何でも屋のパンフレットのようだ。
鍵を開けて、母の家に帰る。
自分の部屋でそのパンフレットを見る。
これは何でも屋です。貴方の日常に疑問を調査します
料金は10万
何でも屋といっても、自分の家庭の事まで調査してくれるのかな
と思う。
直樹はパンフレットに載ってる住所へ自分で行ってみる事にした。
都会に離れてそこの住所はビルの3階にあった。
受付の女性に、
「依頼があります」
「おまちください、社長をお呼びします」
数分後、社長が顔を見せる。
握手をすると、
「まず、そこの椅子にかけてください」
「どうも」
「依頼は何でしょうか?」
「僕の家庭について調べてほしい」
「吉岡さんですね。我々はあるお方の依頼で貴方の事についていろいろ調べさせていただきました。
肉親の母に聞いてもなぜか言おうとしない。貴方の両親は結婚後1か月しか、一緒にいなかったそうだ。普通そんな事ありえますか?我々は貴方の人生の味方です。お金を払っていただければ、貴方の家庭の事について調査してあげます」