孤島
50年後・・・
地球は統一され情報戦争は終わり、平和の世界となり、
国家とゆう概念はなくなり、州制度となった。
司法機関や情報局も統一され、
中央情報局や、
地球は小さな政府となって、
出生率法により人間の人口は著しく減り、食糧自給率は100%を達し、
農業の共産化が進み、
食料問題や資源の問題はなくなった。
多くは農業にじゅんしていて、
州も3権分立で大国とゆうものはなく、
州で政治を運営していて、
昔のように革命で州も戦いで破れる世界となり、
仕事をしなくても誰でも遊んで暮らせる毎日。
祐介は海洋生物学者でインド洋の島の海洋調査に来ていた。
島に行く手続きをしてから向かう。
派遣されたのは流刑島でその沿岸の海洋調査が目的だった。
スキューバ―ダイビングの姿で
「じゃあお願いします」とスタッフに言って祐介は海に飛び込んだ。
海に潜って様々な海洋調査、
海には一面の珊瑚礁がひろがっていて、海は素晴らしく美しかった。
祐介はその珊瑚礁の姿を動画におさめたり、
イソギンチャクやエビのいる美しい海の姿もカメラに残した。
海洋調査を終え、船に戻ったころには夕方になっていた。
夕日の中、
「今日はありがとう」
「素晴らしい映像がとれたよ」スタッフの一人が言う、
「ありがとう」
「今日は島の民宿で1泊を過ごそう」
海洋研究を終えたスタッフ達とともにボートで案内の男に連れられスタッフとともに島に向かう。
ボートを港につけて、縄でくくりつける作業を行い、
島に降りたった。
凄い大きな民宿のホテルだ。
民宿を経営している男性が出てきた。
その時、島の住民の女2人が祐介達に気ずいて、珍しそうに見つめていた。
民宿の男性がそれを見つけて、
「おい」
と追い払った。
すこし空気が一変する。
「今日は予約をとったのですが」
「予約ですね、帳簿にサインをお願いします」
「この島へは何のようで?」
「海洋研究です」
「海洋研究?」
「私たち海洋研究所のものです」
「この島は言えませんが特別区に指定されていて、
流刑島として知られていますよね」と仲間が言った。
「特別地区?」
「昔の話ですよ、昔流刑島だったのを今の人間が買い取ったのがはじまりです」
今はここを理想の幸福の島をアピールした。
運んできた荷物を民宿のホテルに運び込んだ。
部屋でいると、
スタッフの人が酒を飲まないかと祐介を誘った。
その誘いを祐介はうけ、盛り上がった。
「仕事は順調ですね」
「ああ」
「いい研究成果が得られるといいな」
「あの・・・ところで・・・ですよ」
「何」
「昼間の島の女の人ですけど・・・」
「何」
「ちょっと変ですよね・・・」
「何がだよ」
「いや・・・なんとゆうか・・・あの女性たち私達を見る目が普通じゃなかった気がしませんか・・・?」
「観光客が珍しいんだろう」
「それもありますが・・・なんとゆうか・・・男性に対してのみる目が・・・」
「変な話はよしてくれよ」
「この島は昔、女性流刑島らしかったのですが・・・その島を今の管理者が買い取って、夢の島をアピールしたようなんです・・・。それで多くの女性がこの島につれてこさされたようなんですが・・・行方がわかっていないらしいのです」
「おいおいやめてくれよ。僕達は仕事で来てるんだ。
海洋調査が目的でね。この島の事について知りたいんじゃないよ」
「いや・・・まぁそうでしょうね」
「ふん」
ホテルの一室から外を見渡すと、
島の山の頂上にこの島の管理者の大きな城が見えた。
「凄い家だな。まるで城みたいだ」
「出生率法によって人口が減って、あれくらいの家をもっているのは
結構普通ですよ。祐介さんももっと世の中を知らないと」
その日はホテルの食事会に招かれた。
様々な食事が振舞われ、スタッフは上機嫌だった。
多くのバイキングの食事と酒を飲んで、床につく。
次の日も海洋研究で忙しい任務に着く。
ホテルの民宿は1週間借りて、島の海の調査を行う。
島の近くの発掘調査で昔の爬虫類の生物の化石も見つかり、
その化石も大切に保存された。
3日目にスタッフ達は早めに島から引き上げる事になり、
祐介は島に残り、祐介と一人のスタッフが、
プランクトン等の調査を引き続き行う事になった。
祐介たちは島の城を訪れた。
城の入り口は警備されていて、城は大きな噴水があった。
城の入り口から城にはいる。
城の入り口から、広い広間に出て、
エレベーターに乗って上に行く。
出迎えたのは城の管理者の古木とゆう老人の管理者でこの島を管轄している人間だ。
「はじめまして、祐介と言います」
「古木だ」
「この島の海洋研究に来ました。それと島の郵便関係の仕事が人手出不足とゆう事で・・・」
「そうだよ。本土の情報も聞きたいな。とにかくやる事がなくてね」
執事の女性が出てきた。
色白の美人の娘だった。
「彼女は?」
「この島の人間だ。世話をしてくれるよ」
「名前は詩織といいます」
と言った。